北中米W杯決勝トーナメント2回戦(4日=日本時間5日、米国・フィラデルフィア)、フランスが1―0でパラグアイを下した。だが試合は大荒れ。パラグアイの反則とみられるプレーを数多くスルーしたウズベキスタンのイルギズ・タンタシェフ主審に批判が殺到している。

 フランスメディア「ラデペシュ」は「フランス対パラグアイ戦は、非常に疑問の残る審判の判定によって台無しになった。パラグアイが数多くのファウルを犯したにもかかわらず、イルギズ・タンタシェフ主審はほとんどファウルを宣告しなかった。彼は現在、多くの批判の的となっている」と非難した。

「フランスの選手たちは、パラグアイの選手たちがほとんどペナルティーを受けず、反則行為を頻繁に犯していた試合に不満を表明するため、審判団に駆け寄った。ウズベキスタン人審判のタンタシェフがほとんどペナルティーを与えなかった。フランス選手に対する数々の非スポーツマン行為、ヒジ打ち、ファウル、その他の挑発行為は、誰もが目撃していた」と強調する。

 さらに「試合を解説していたクリストフ・ジョスとダニエル・ブラボーは『理解できない』『プロとしての不正行為に近い』と叫んだ。試合の統計は驚くべきもので、フランス人選手(バルコラ、コネ、オリセ)に3枚のイエローカードが提示されたのに対し、パラグアイ人選手には1枚も提示されなかった。ファウルは明白に見えたにもかかわらず、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入するまでペナルティーを与えなかった」と物議を醸している。

 英メディア「マイフットボールファクツ」も「フランスは、審判が5ヤードの距離から見逃したPKをVARで確認する必要があった。イルギズ・タンタシェフは今大会最悪の審判なのか。証拠は決定的だ」とパラグアイ寄りの不可解判定連発を追及した。

 今大会は森保ジャパンも審判の不可解判定に苦しまされたが、優勝候補フランスの8強をかけた大一番でも〝疑惑の審判〟がクローズアップされることになった。