サッカー北中米W杯で活躍を見せた日本代表MF中村敬斗(25=スタッド・ランス)の獲得へ向けて、イングランド・プレミアリーグの古豪エバートンが正式交渉に入った。

 中村は1次リーグ初戦の強豪オランダ戦で、鋭い切り返しから驚速スピードのゴールが世界から称賛された。欧州各国のクラブから注目度が急上昇する中、英公共放送「BBC」が世界最高峰の舞台であるプレミアリーグの3クラブが獲得に関心を寄せていると報じた。

 そしてついに、エバートンが交渉を開始した。クラブ専門メディア「リードエバートン」は「エバートンがウインガーの中村敬斗選手の今夏の移籍をめぐり、スタッド・ランスと協議を行っており、すでに初期段階の話し合いが始まっているという」と報道。入団へ向けて正式交渉に入った。

「日本代表の中村はワールドカップで印象的な活躍を見せ、オランダ戦で得点を挙げ、チュニジア戦での勝利ではアシストを記録した。その活躍により、複数のプレミアリーグクラブから注目を集めている。ボーンマスとフラムも、この26歳の選手を注視している」と伝えた。

 同メディアは、エバートンが中村に白羽の矢を立てた背景を詳説する。

「この移籍は、マージーサイド全体の状況とも符合する。ドワイト・マクニールはウエストハムからの関心を背景に退団のウワサが浮上しており、一方、エバートンはレンタル期間を終えたジャック・グリーリッシュの去就について、まだ決定を下していない。これらの状況により、デビッド・モイーズ監督は来シーズンに向けてワイドポジションの選択肢が不足する可能性がある」

 そして「中村をめぐる交渉は初期段階にあり、移籍がどの程度のスピードで進むかについてはまだ見通しが立っていないが、間違いなく注目すべき案件であり、もし実現すれば、エバートンファンにとって大きな喜びとなるだろう」と入団決定に至ることを期待した。

「中村は今夏、約2150万ポンド(約46億3000万円)で移籍できるという合意をクラブと交わしている。彼は14ゴールを挙げ、チームの得点王となった」と同メディアは付け加えている。

 中村のプレミア参戦が決まるのか、交渉の行方に注目が集まる。