ヤクルトは5日のDeNA戦(神宮)に4―6で敗れて4連敗。首位に立つ阪神と巨人に1・5ゲーム差に広げられた。

 先発の吉村は制球がまとまらず6回5失点。0―2の6回先頭の佐野にソロを浴びると、その後も四死球で二死一、二塁のピンチを招き、石上に走者一掃の2点適時二塁打を浴びた。

 池山隆寛監督(60)は「吉村投手に何とか踏ん張ってもらいたかったんですけど、そうもいかなかった。昨日、今日とスターターが先に点を取られているので、何とか試合をつくってもらえるようにもう一度頑張っていきたい」と投手陣にハッパをかけた。

 ただ、首位争いを勝ち抜く鍵は投手陣だけにとどまらない。打線からは5点ビハインドの6回にサンタナの満塁本塁打が飛び出したが、その後が続かなかった。チームはこの日で74試合を終了。シーズンの半分以上を消化しているが、首脳陣は今なお打順を入れ替えながら最適解を模索している。

 吉岡打撃コーチも「これからという選手が多いので、いろんな試合に出ることが大事」と語る。打線の軸を担うサンタナにこれ以上ない一発が出たものの、全体では計5安打。つながりを欠き、得点力不足の解消には至っていない。

 首脳陣が試行錯誤を続ける一方で、ナインの間には戸惑いも広がっている。主力選手の一人は「正直、難しいっすよ…。選手間でも『今日はここなんや』みたいな空気はあります」と吐露。日々異なる役割をこなしていかなければならないことは不安要素にもなるといい「やっぱり守備位置や打順を固定してもらって、毎日同じようなルーティーンをやるのが一番集中して試合には入りやすいです。ただチームのために、勝利のためにやるのがプロ野球なので。経験を積ませてもらってると思ってやるしかない」と複雑な心境を明かす。

 最下位に沈んだ昨季から一転して上位争いを繰り広げる池山スワローズのオーダーが落ち着く日は訪れるのか――。