北中米W杯決勝トーナメント1回戦(29日=日本時間30日、米国・ヒューストン)でブラジルと対戦する日本代表は20年前の屈辱を晴らせるか。

 史上最多となる5度のW杯優勝を誇るブラジルは過去W杯でアジア勢に負けたことが一度もない。ブラジルが優勝した2002年日韓大会では中国に4―0で快勝し、06年ドイツ大会ではブラジルの英雄ジーコ監督が率いる日本に4―1、10年南アフリカW杯では北朝鮮に2―1、22年カタール大会では決勝トーナメント1回戦で韓国に4―1と過去4度の対戦で引き分けすらも許していない。

 特に日本にとって忘れらないのはドイツ大会での屈辱だ。ジーコ監督率いる日本代表は1分け1敗の勝ち点1と未勝利のまま1次リーグ最終戦でブラジルと激突した。前半にFW玉田圭司のゴールで先制すると、王国がスイッチオン。一気に攻勢を強め、すぐに同点とされると、その後も優位に試合を進められて立て続けに失点。終盤にはGKを交代させられる屈辱を味わった。

 当時イレブンは「GKまで交代されたのはむかつくし、余裕でボール回されて完全に遊ばれていた」と大敗以上のショックを受けていたが、この雪辱を果たすには同じW杯の舞台でリベンジするしかない。ブラジルメディア「グローボ」によると、同W杯に出場した元日本代表DF三都主アレサンドロは「もちろん日本を応援します。日本がサプライズを起こす可能性はあります」と20年前のリベンジを期待していた。