北中米W杯決勝トーナメント1回戦(29日=日本時間30日)で日本が強豪ブラジルとの対戦を控えるなか、FW塩貝健人(ボルフスブルク)の発言が王国の闘志に火をつけている。

 塩貝はブラジル代表について「昔は強かったけど、今はどうなんですかね?」などと発言。これに対し、ブラジルのカルロ・アンチェロッティ監督は28日(同29日)の公式会見で「我々はある選手が言ったことについて何も言わない」と大人の対応を見せていた。

 そうした中で「ESPNブラジル」は「傲慢だ…マルキーニョスは日本人選手が『ブラジルはもはや以前とは違う』と発言したことに反論し、この話題は代表チームのロッカールームにも届いていると明かす」と報じた。

 同記事では「アンチェロッティ監督が、ブラジル代表がかつてほど強くないと言った日本のFW塩貝健人の質問への回答を避けた一方で、マルキーニョスは、この話題が対戦前にブラジル代表選手たちの耳にも入っていたことを明かした」と記した上で、マルキーニョス(パリ・サンジェルマン)が「Caze TV」のインタビューに対して語ったコメントを引用した。

 マルキーニョスは「(ロッカールームに)そんな話が飛び込んでくるのは、チームのモチベーションを高めるためにも良いことだ。我々は1か月間米国に滞在し、謙虚な姿勢で練習に励んできた。そうした発言は相手チームに任せておこう。我々を奮い立たせるために、どんどん言わせておけばいい」と塩貝の発言に反応。

 さらに、ブラジルの主将は「今日のサッカーが非常に拮抗しているのは事実だ。知性と知恵が必要だが、彼ら(日本)には少し傲慢さがあったかもしれない。ブラジルは依然として強豪だ。重要なことは、ボール一つひとつに力強さと質の高さを示し、それが勝敗を分ける可能性があることを理解することだ。そうしたこと(発言)は彼らに任せておき、それを試合に勝つためのモチベーションにしたいと思う」と話した。

 日本戦を前に、静かに闘志を燃やすブラジル。勝負の行方に注目だ。