健康第一だ――。ヤクルトは24日の阪神戦(甲子園)が降雨の影響で中止となり、ナインらは室内練習場で汗を流した。

 前日23日のカード初戦は4―3で逆転勝ち。1点を追う8回に岩田、赤羽が適時打を放ち一挙4点を奪い試合をひっくり返すと、その後は大山の2ランで1点差まで迫られながらも逃げ勝った。

 値千金の白星から一夜明け、池山隆寛監督は「今年を象徴してる戦いだったと思う。元気に明るく、最後まで諦めない野球をゲームセットまでやるっていうのが今年のテーマなので。みんな最後まで粘り強く、よく戦ったと思います」とうなずいた。

 ヤクルトはここまで68試合を消化し、勝率5割3分7厘で現在セ3位。首位で並ぶ巨人、阪神に0・5ゲーム差と肉薄し、最下位に沈んだ昨季から一転、首位争いを演じている。

 この快進撃を支える新指揮官の手腕を評価する声も高まっている。この日都内でヤクルト本社の株主総会が行われ、出席した林田球団社長が来季も池山監督に指揮を託す意向を明言。当の指揮官は「ありがたい」とした上で「来季のところまではまだまだ考えられない。まだオールスターの折り返しもきてませんので」と目の前の一戦に視線を向けた。

 池山監督は60歳ながら、グラウンドでは選手顔負けのエネルギッシュな姿を見せ「元気に明るく」という言葉を自らが体現している。その若々しさの裏には、徹底した健康管理があった。

「運動はやるようにしてる。時間見つけてウエートやったり、マシンでウオーキングを20分くらいやったり」と意識的に体を動かしていることを説明。シーズンを戦い抜くため、自らのコンディションづくりも怠らない。

 その意識は運動だけにとどまらない。「お風呂はちゃんと入るようにしてます。あとヤクルトは1日1本。(ヤクルト)1000もそうだし、あと蕃爽麗茶。忘れるときもあるけど」と親会社製品の愛用者であることを笑顔で明かす。

 5年ぶりのリーグ優勝、そして来季のさらなる躍進へ。燕党の期待を背負う池山監督の壮健さは、チームにとってなにより心強い原動力となっている。