出版大手「KADOKAWA」の株主総会が24日、都内で開催された。夏野剛社長の再任案が可決され、投資ファンド「オアシス・マネジメント」の夏野氏解任を求める株主提案は否決となった。

 午後2時からスタートした株主総会には創業家の角川歴彦前会長も株主として参加。角川氏は東京五輪・パラリンピックをめぐり、2022年に贈賄罪で起訴され一審で有罪となるも無罪を主張し控訴している。16日に夏野氏らを名誉毀損で提訴していた。

 午後5時過ぎに総会は終了。報道陣の取材に角川氏は自ら質問に立って、夏野氏に身を引くよう迫ったと明かした。「もうやめなさいよ、と。もう5年間やったんだから。オーナーじゃないんだよ」と振り返った。

 総会の会場は東京・調布市にある角川大映スタジオ。このスタジオに来たことあるのかとも夏野氏に問いかけたという。「ここでの開催を角川映画の原点だと思ってやったのならえらい。ここに来たことあるのかと聞いたら(夏野氏は)来たことあると。なんで来たのかと言ったら答えはなかった。間違いなく株主総会の下見には来たんだろう。現場見たんだったら絶対に覚えている。俳優がいたり監督がいたりするんだから」(角川氏)

 この日の夏野氏の発言で角川氏の印象に残った言葉はないという。「ないなあ。ため息が出るね」と嘆いていた。