米テキサス州で、全身に赤い染料か塗料のようなものが付着した野良猫が歩き回っているのが目撃され、住民の間に心配が広がっている。しかし当局は、心配だからといって猫を助けようと近づかないよう呼びかけている。米紙ニューヨーク・ポストが10日、報じた。
同州リーグシティの動物保護当局「リーグシティ・アニマル・ケア」が先週発表したところによると、市内で灰色の毛に赤い染料か塗料のようなものがまだらに付着し、毛が絡まった猫が目撃されている。保護スタッフは現在、猫を安全に捕獲しようと試みている。
当局は住民に対し、この「赤いお友達」を自分で捕まえたり、餌を置いたりしないよう要請。住民が善意で餌を与えたり、捕まえようと近づいたりすると、猫の行動が変わり、当局による捕獲作業の妨げになる可能性があるためだ。
リーグシティ・アニマル・ケアは「毛に赤い染料か塗料のようなものが付着した猫が、地域で目撃されていることは把握しています。この子のことを決して忘れてはいないということを、皆さんに知っていただきたい」と声明を発表。「私たちのチームは、この猫を安全に捕獲して保護し、必要なケアを受けさせるため活動しています」と説明した。
10日の情報によると、猫が頻繁に姿を見せる地域で世話をしている人たちの協力を得ながら、引き続き捕獲を試みているという。
一方、赤く染まった猫の写真が公開されると、地域住民から心配する声が相次いだ。中には、この猫が違法な闘犬に関係しているのではないかと疑う声も上がった。
あるユーザーは「間違っているかもしれませんが、『色を塗られた』動物は違法な闘犬組織と関係しているのではありませんか? もしかすると、この猫はそうした場所から逃げてきたのかもしれません。この地域に闘犬組織が存在しないか、捜査する必要があるのでは?」と投稿した。
こうした臆測の背景には、過去の類似例もある。2015年にはカリフォルニア州で、全身を紫色に染められ、多数のかみ傷を負った子猫が保護された。当時、保護した獣医は、犬を戦わせるための訓練などで〝ベイト(おとり)〟として使われた可能性を指摘した。ただし、このケースでも闘犬との関連が確認されたわけではない。
今回の赤い猫についても、なぜ体が赤く染まったのかは分かっておらず、当局は闘犬との関連を確認していない。
当局は猫を見かけた人に対し、自分で近づいたり捕まえたりせず、目撃した場所と時間をリーグシティ・アニマル・ケアに通報するよう呼びかけている。













