〝悪童〟はどこまでもタフだった。ヤンキースのジャズ・チザム内野手(28)が19日(日本時間20日)の本拠地レッズ戦に「5番・二塁」で出場。2回先頭で迎えた第1打席で先発右腕・ラウダーから先制の11号ソロを放ち、チームは5―0で快勝した。

 チザムは前日の本拠地ホワイトソックス戦の4回、ホームベースでバウンドした自打球が股間に直撃。もん絶するチザムは起き上がれず、そのまま代打が送られた。離脱も心配されたが、強行出場を果たし、チームやファンは胸をなで下ろした。

 そんなチザムは地元メディア「NYDNスポーツ」のゲイリー・フィリップス記者に前夜の悪夢を振り返った。「睾丸にボールが当たったことがある人なら分かるはずだ」と語り、痛みレベルを「100万」と表現。「カップは一度もつけたことがない。睾丸にボールが当たったこともない。ただ運が悪かっただけだ」とファウルカップ着用を拒否してこの日の試合に臨んでいたことも明かしたという。

 同記者は「マイナーリーグではカップ着用が義務付けられていたが、それでも彼は着用しなかった。自分の守備力に自信を持っているからだ」と解説を付け加えた。

 この報道を受けた米メディア「クラッチ・ポインツ」は「チザムは打席中にファウルボールを弾き出して激しい股間ショットを打たれた。それでも7年のベテランである彼は、野球キャリアを通じて一度もカップを着用したことがなく、あの奇跡的な事故の後も変えようとしないようだ」と驚きをもって報じた。