大ヤケドになる手前で踏みとどまったようだ。
高市早苗首相の陣営が自民党総裁選や衆院選で他陣営への中傷動画の作成、拡散に関与していた疑惑で、高市首相が国会答弁を訂正した。動画作成を告白していたneu社の松井健CEOとの接点をようやく認めたのだ。
高市首相は10日の衆院法務委員会で、文春オンラインが報じた松井氏と高市氏の秘書とされる音声について「秘書本人に確認させたところ自分の声と似ていると思うが、編集され、細切れになっていることから内容も含め、確信は持てない。ただ信頼できる方から紹介を受けた企業とのグループオンライン会議に参加し、国民の声を広く聞くために検討している企画の紹介を聞いたことがある」と松井氏側とやりとりがあったことを認めた。
文春報道後、野党から事実確認を求められた高市首相は「(文春の)有料オンラインの会員になりたくない」と音声確認を拒否するトンデモ答弁で驚かせた。さらに今年3月に週刊現代の取材に秘書が松井氏とのやりとりを認めていた回答についても「内容が事実と違う」と打ち消していたが、この日、秘書に確認した際に齟齬があったとして、「(週刊現代に)高市事務所から出した回答文は誠実にお答えしたもの」と訂正した。
この間、高市首相に近い藤井聡京大大学院教授が松井氏を高市氏の秘書に紹介したことを明かしていたことで、強弁は通じないと観念したともいえる。
「ネガキャン動画疑惑は『SANAE TOKEN』騒動から始まった松井氏と高市氏の秘書の間との関係性を問うもの。野党側も高市首相が自ら指示したとは思っていないが、秘書と松井氏の接点すらも認めなかったことで、〝虚偽答弁〟やら〝ウソつき〟と余計な火種を自ら増やし、高市おろしにも発展しかねない事態になっていた」(永田町関係者)
今後は再び松井氏が主導したと主張するネガキャン動画の作成、拡散における秘書の関与の度合いが焦点となってくる。もっとも来月17日までの国会で、野党側が高市首相に直接問いただす機会は限られ、時間切れとなりそうな雲行きだ。












