元防衛副大臣の宮沢博行元衆院議員が1日、保守系の政治団体「創生党」を結党した。国会で開かれた会見には多くの報道陣や関係者が詰めかけ、宮沢氏の地元の静岡テレビ局が密着取材するなど、政治団体の旗揚げ会見では異例の注目度となった。
宮沢氏の売りは〝バカ正直〟ともいえる実直さだ。2023年に自民党の裏金疑惑が噴出した際に議員がダンマリを決め込んでいた中「派閥から収支報告書に記載しなくてよいとの指示があった。(派閥幹部は)しゃべるな、しゃべるな、これですよ」と暴露。自民党の派閥解消の流れをつくった。その4か月後に自身のパパ活不倫疑惑を報じられ「記憶にございます」の〝迷言〟を残し、潔く議員辞職した。
新党設立に動いたのは、中国人に土地をだまし取られたと訴える下山貴美子氏から相談を受けたことだ。会見に同席した下山氏は宮沢氏と初めて会った時を振り返り、「宮沢さんといえば〝パパ活〟〝記憶にございます〟だったが、私の話を最後まで聞いてくださった。一番ビックリしたのは本当に行動力が早くて、自分はこんな動きをしました、こんな話をしましたと報告を受けた。法を整理し、変えていかないといけない。パパ活ならぬ国(くに)活で、これからは進んでいただけると確信している」と目を細めた。
地方選や国政選挙に出馬を予定しているチャーターメンバーは現時点で8人。「偶然にも創世記のノアの箱舟に乗った8人と一致」(宮沢氏)。一定の塊ができたのは、破産が確定して事実上の活動休止となったみんなでつくる党(大津綾香代表)で行き場を失った関係者や支援者の受け皿となった経緯がある。
宮沢氏は昨年の参院選後からみんつく党のアドバイザー的な役割を務め、周辺と交流を深めていたが、大津氏と政治理念を巡って決裂していた。この日、公認候補予定者として発表された松田道人氏、三井健氏は一昨年の衆院選にみんつく党から出馬したほか、それぞれAIメイヤー、4号名義で活動歴がある。会見には一取材者として、大津氏の元側近で、後に幹事長を解任されたつばさの党の黒川敦彦代表も姿を見せた。
「過去があっても悔い改めて、地方、故郷、日本のために頑張ろうというのなら門戸を開く」「政治家は正直でないといけない。日本のヤル気を取り戻すために残りの人生をかけたい。必要としてくれる人がいるなら、あきらめない」と力を込めた宮沢氏。〝正直政党〟として、どこまで爪痕を残せるかが注目される。












