メーガン妃のネットフリックスのライフスタイル番組「ウィズ・ラブ、メーガン」が第53回デイタイム・エミー賞のライフスタイル番組部門にノミネートされたが、専門家から「不可解だ」との声が上がっている。米メディア・FOXニュースが16日、報じた。

 配信サービスによる番組打ち切りから数か月後、メーガン妃は、自身初となるエミー賞ノミネートを果たした。

 メーガン妃は15日、自身のインスタグラムで「ネットフリックスの『ウィズ・ラブ、メーガン』に携わった素晴らしいスタッフ、プロデューサー、チームの皆さん、本当におめでとうございます。私たちは『優秀ライフスタイル番組賞』にノミネートされました!」と喜びを表した。

 一方、英国王室に詳しい専門家ヒラリー・フォードウィッチ氏はFOXニュースに対し、「賞の主催団体は注目を集める有名人を評価する傾向があるので、まったく予想外というわけではありません。しかし、メーガン妃は賛否の分かれる存在であり、番組の継続的な視聴数も非常に低迷していました。そのため、今回のノミネートはやや不可解です」と指摘した。

 さらに「番組は商業的な勢いをまったく得られず、継続視聴率の低さが視聴者の支持不足を示しています。本来、このような賞に値する内容ではありません。ただ、メディアの注目を集めるという意味では効果があるでしょう」と続けた。

 フォードウィッチ氏は、メーガン妃が今回のエミー賞ノミネートによる話題性を、次のプロジェクトの宣伝材料として活用するだろうと予想している。

「これは広報面での勝利にすぎません。将来の確実なメディア契約につながるものとは程遠いでしょう」とフォードウィッチ氏。

 また、ユーチューブ番組「キンジー・スコフィールド・アンフィルタード」の司会者キンジー・スコフィールド氏は「たった一度のノミネートで、何年にもわたる商業的な成果不足が帳消しになるわけではありません。業界が最終的に重視するのは、継続的に視聴者を集め、予定通りに作品を完成させ、利益を生み出せるかどうかです。ヘンリー王子夫妻のメディア事業『アーチウェル』を巡る最大の課題は、今なおそこにあります」と話す。

 スコフィールド氏は、今回のノミネートによって批判が消えるとは考えていない。ただし、支持者にとっては「信頼できるアピール材料」になるとみている。

「とはいえ、この一度のノミネートを、ハリウッド全体から全面的に支持された証拠のように誇張すべきではありません。競争の激しい部門でノミネートされることと、エンターテインメント業界での立場そのものが大きく変わることは全く別の話です」

 PR会社「アキレスPR」創業者のダグ・エルドリッジ氏は、受賞するかどうかは重要ではなく、ノミネート自体に十分な価値があると話す。

「今後、少なくともエンターテインメント業界では、彼女は『エミー賞ノミネート女優・ライフスタイルタレントのメーガン・マークル』と紹介され続けるでしょう。それは視聴率の良し悪しや、最終的に受賞するかどうかとは関係ありません。肩書きとして活用できるからです」

「ウィズ・ラブ、メーガン」は2025年3月にネットフリックスで配信開始。当初は大きな注目を集めたものの、批評家からは概ね厳しい評価を受けた。

 メーガン妃が初のエミー賞受賞を果たすかどうかは、10月30日に開催される第53回デイタイム・エミー賞授賞式で明らかになる。