元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が15日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演し、福岡県議会の正副議長のポストを巡る金銭授受問題に言及した。

 今月4日、福岡県議の吉松源昭氏が「議長就任する際、総額2000万円以上を自民党県議団幹部から要求され、払った」と告発した。同県議は、疑惑を裏付ける音声データを公開。声の主とされる福岡県議会の中尾正幸副議長は「よく似てるんですけども、記憶にない」と事実無根を主張した。

 ところが、この音源データを西日本新聞とテレビ西日本が、日本音響研究所に声紋鑑定を依頼したところ、同研究所は「99・99%以上の確率で、中尾氏であることは間違いない」との分析結果を示した。

 14日に中尾副議長は音源データについて「私が言ったんだろう」と認めたものの、金銭の授受については「受け取っておりません」と一貫して否定した。

 橋下氏は「議長職は名誉職で議会の中でトップです。地方議会は知事・市長と議会に分かれています。国政で言えば議員から選ばれるトップって総理大臣みたいなもの。議会の中での頂点なので、みんな議員はそこを目指しますよ」と解説。

 福岡県議会は毎年のように議長が変わるが、他の地方議会も同様だという。

「本当は議長は4年の任期なんですけど、1年でみんな辞任して次に回していく。お金のやり取りはなくても、議長になるためにいろんな多数派工作があるのは間違いない」

 その上で「実は国会議員の中には領収書のないお金が飛び交ってる。地方議員って国会議員を見て政治をやってるから、国会議員にもっと東京の政治部の記者が厳しく追及してエリを正させないと、全国の地方議員は同じようなことをやる」と指摘した。