北中米W杯準決勝(14日=日本時間15日、米国・ダラス)でスペインがフランスに2―0と完勝し、優勝した2010年南アフリカ大会以来の決勝進出を果たした。歓喜の裏で、スペインの〝神童〟FWラミン・ヤマル(バルセロナ)の豪邸に強盗が侵入する事件が発生した。

 スペインメディア「デフェンサセントラル」は「ヤマルはスペインがワールドカップ決勝進出を決めた後、ダラスのピッチで祝杯を挙げている間、数千キロ離れたバルセロナの自宅では深刻な事件が起きていた。水曜日の早朝、数人の泥棒がそのサッカー選手の自宅に侵入した」と報じた。

 同メディアは事件の経緯を詳報。「スペイン代表選手の住居を警備していた民間警備チームの迅速な対応により、強盗は未然に防がれた。警備員は監視カメラの映像で、フードを被った2人組の人物が建物の壁を乗り越えているのを発見した。発見されると、容疑者らは現場から逃走した。警備員は直ちにカタルーニャ州警察に通報し、警察は複数のパトロール隊を現場に派遣した。捜査は刑事捜査課が引き継いだ」と強盗未遂事件として警察が正式に捜査に乗り出した。

 ヤマルの自宅がターゲットになった背景には、セレブの邸宅を狙った事件の多発化がある。「強盗未遂事件が発生した家は、バルセロナ都市圏でも屈指の高級物件の一つだ。ヤマルは、エスプルゲス・デ・リョブレガートのシウタット・ディアゴナル開発地区にある、かつてジェラール・ピケとシャキーラが所有していた邸宅を、約1100万ユーロ(約20億4000万円)で取得した」とスーパースターから引き継いだ超豪邸とあって標的にされたようだ。

「この物件は3800平方メートルの広さを誇り、複数の寝室、屋内・屋外プール、ジム、図書館、映画鑑賞室、レコーディングスタジオ、パドルテニスコート、広大な庭園など、考えうる限りの設備を備えている。さらに、このサッカー選手の側近たちは、セキュリティーとプライバシーを強化しつつ、より本格的なトレーニングとリハビリテーション施設へと改装するため、一部の部屋を改修する計画を立てていた」と同メディアは伝えている。

 今回は事なきを得たが、ヤマルはW杯での活躍で世界的スターとして注目度が急上昇しているだけに、自宅のさらなる警備強化が必要となりそうだ。