ドジャースの大谷翔平投手(31)は31日(日本時間1日)に本拠地ロサンゼルスでのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、5打数2安打だった。打率2割8分。チームは9―1で大勝し、強敵相手の3連戦を2勝1敗と勝ち越した。

 初回先頭右腕ペインターの1ストライクからの2球目、内角低めの98・5マイル(約158・5キロ)のフォーシームを捉え、ライナーで右前に運んだ。8回無死一塁は4番手の右腕ホフマンの内角高めのカットボールをフルスイング。痛烈なゴロは右前に抜けた。2本の安打とも打球が上がればという当たりだった。

 5月の月間4本、開幕から2か月で10本塁打はアーチを量産するようになった2021年以降ではともにワーストだ。2年連続50本塁打のメジャーを代表する長距離砲にしては信じがたい数字だが、サイ・ヤング賞狙いで投手に軸足を置いていると思われる状況では仕方がないのかもしれない。

 そんな中、兆しはある。4回一死無走者は2番手の左腕バンクスの真ん中低めのスライダーを角度34度、打球速度96・9マイル(約156キロ)で逆方向に打ち上げ左飛。6回先頭は角度48度、打球速度96・6マイル(約155・5キロ)で高々と打ち上げて滞空時間の長い右飛だった。本塁打が出やすいバレルゾーンは角度26~30度で打球速度98マイル(約157・7キロ)以上とされる。もう一歩だ。

 6月は過去に2桁本塁打は3度記録している得意な月。アーチ量産の準備は整った。