とうとうレジェンドにも責任追及だ。低迷を続けるエンゼルスは5月もア・リーグ西地区の最下位に沈み、優勝争いとは程遠い位置で苦戦している。

 チームがポストシーズンに進出したのは2014年が最後。18年から23年まで在籍した大谷翔平投手(31=ドジャース)も6年間で一度も進めず、10月のヒリヒリとした戦いを外部から見守るしかなかった。米メディアからはオーナーであるモレノ氏を筆頭とする経営陣の補強に消極的な姿勢が批判の対象となっているが、チームの顔で大谷の盟友でもあったマイク・トラウト外野手(34)にも及んだ。

「FANSIDED」は30日(日本時間31日)に「エンゼルス経営陣に非があるとはいえ、トラウトも責任を免れることはできない」と断罪。トラウトは19年に30年シーズンまでの12年総額4億3000万ドル(約684億円)で再契約し、トレード拒否条項も盛り込まれているとされる。

 今年もロサンゼルス内のドジャースへのトレード移籍もささやかれているが、現状で動きはなく、同メディアは「最も問題なのはトラウト自身の行動によって毎年同じパターンを繰り返しても構わないという印象を与えていることだ」と厳しく指摘した。

「スプリングトレーニングに参加し、チームが勝つことの重要性を語り、最初の数週間はホームランを打つ。8月になればトラウトが不満を抱えているという話を耳にするようになり、結局は彼がトレードされないことが分かったままオフシーズンを迎える」。つまり、トラウトが変革を起こすような行動を起こさず、経営サイドも安住しているというわけだ。

 同メディアは「トラウトが意識的なのか無意識なのかはともかく、この日常に満足しているのかどうか問わずにはいられない。彼は報酬を得られるし、エンゼルスもこの関係を解消するつもりがないようだ」と悲観し、最後は「それならば慣れたやり方を続けていればいいのではないか?」と冷たく突き放した。

 勝利に飢えた大谷はドジャースに移籍してワールドシリーズを連覇。エンゼルスの低迷ぶりがいっそう際立つ格好となっているが、浮上への糸口は見つかるのか――。