広島は6日のDeNA戦(横浜)に10-0で圧勝。先発・栗林良吏投手(29)は7回3安打無失点の好投で、チームトップの3勝目をあげた。

 今季5試合目の先発は、3日の中日戦が雨で流れ、2試合を飛ばして巡ってきたもの。そんな登板間隔の変化も全く問題なかったようで、大量援護をバックに7回まで無四球、82球とスイスイと投げ切った。右腕は試合後、「まずは自分の球で勝負したいなと思っていた。フォアボールが0だった」と収穫をあげつつ、自らのパフォーマンスを振り返った。

 これで先発5試合中4試合のハイ・クオリティー・スタート(7回以上自責点2以下)とリーグ屈指の安定ぶり。登板前1・19だった防御率もついに0・96と〝0点台〟に突入した。本人は「全然、気にしていないです。防御率が悪くて勝つことは難しいと思うんですけど、投げた試合でチームが勝てるような投球ができれば」と無関心を装ったが、新井貴浩監督(49)は「本当に(プロでは)先発で初めてだけど、大したもの。本当に頼りになります」と最敬礼。その信頼は、日に日に高まるばかりだ。

 新たな役割を文句ナシの形で果たし続ける栗林は「まずは自分が投げた試合で、チームが勝てるようにっていうのが今年の目標」と充実感を漂わせていた。