ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が1日(日本時間2日)、再びメジャー単独1位に立つ13号3ランを放ち、米球界の話題をかっさらった。

 日本からやって来たルーキーの躍進ぶりに米メディアも騒然となったが、本塁打王争いで村上と並びながらも一歩先を行かれてしまったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(34)も黙ってはいなかった。この日、本拠地ニューヨークで行われたオリオールズ戦に「3番・右翼」で先発出場し、3打数2安打1打点。7―2の完勝劇ではジャッジの存在感が随所で光った。

 初回一死の守備ではウォードが放った右翼フェンス際への飛球をジャンピングキャッチ。2メートルを超える長身も生かしたプレーはMLB公式サイトなどでも「ホームランキャッチ」と報じられ、攻撃面では7回二死一、二塁の場面でロサリオの中前への打球で二塁から悠々と6点目のホームを踏んだ。

 この得点がヤンキースで11年目のジャッジにとって節目の900得点目。球団ではホルヘ・ポサダに並ぶ19位の記録で、また一つ球団史に名を刻んだ格好だ。そして8回には二死一、二塁からダメ押しの中前適時打。走攻守のすべてでチームの勝利を後押しした。

 ヤンキースは21勝11敗と好調を維持し、ア・リーグ東地区の単独首位。一方、ワールドシリーズで優勝したのは2009年が最後で24年はドジャースの前に敗れ去った。届きそうで届かなかった頂点だが、今年こそは〝ホンモノ〟なのかもしれない。

 この日対戦したヤンキースと同地区・オリオールズの地元紙「ボルチモア・サン」の記者、ジェイコブ・カルビン・メイヤー氏は自身のXに「ヤンキースはこのシリーズにアメリカン・リーグ最強のチームとして臨んだ。一方、オリオールズは中堅チームとして臨んだ。金曜日の試合はまさにその通りだった」と投稿。まるで降参したかのようにお手上げ状態だった。

 チームはシーズン序盤を順調に滑り出し、ジャッジも好調。村上とのデッドヒートも続きそうだ。