小泉進次郎防衛相は22日に行われた衆院内閣委員会などの連合審査会に出席。自民党大会(12日)で自衛官が〝君が代〟を斉唱した問題に対して言及した。

 党大会では陸上自衛隊の中央音楽隊に所属する3等陸曹が国歌を斉唱した。自衛隊法第61条は「隊員は選挙権の行使を除き政治的行為をしてはならない」と明記。施行第87条では、政治集会での演説や公の施設を政治目的に利用することなどの禁止令が記されている。

 高市早苗首相は「法律的には問題がない」と主張するが、野党からは「政治的中立性に疑義を生じさせた」と政府・自民党の対応に批判が出ている。

 小泉氏は中道改革連合の長妻昭衆院議員が調査チームを作って事実関係の検証を要求された際、「私を含む防衛省の幹部まで上がってこなかったこと、これが上がっていれば別の判断もあり得た、(木原稔)官房長官も答弁されていますけども、そういった思いのなかでやはり(防衛省という)組織として、報告のあり方などを見直さなければいけないことがあるという思いは、私は長妻先生と同じです」と防衛省内の報告体制を見直す考えを示した。

 その上で「そのなかで今後、チームを作るかどうかを含めてですね、防衛省、自衛隊約25万人の大きな組織です。何かこれをやれば完全に問題が起きなくなるかと言われると、それは平素からのさまざまな教育や訓練が極めて重要なことだと思います。いずれにしても国民のみなさまの自衛隊に対する信頼が揺らぐことがないよう、そして政治的中立を疑われることがない形にしていくように『何が適切か』、よく考えていきたいと思います」と語った。