阪神は11日の中日戦(バンテリン)に9―3で大勝し、5カード連続の勝ち越しを決めた。クリーンアップに4本塁打が飛び出し、先発・伊原も6回6安打1失点の快投。投打がガッチリとかみ合った。

 驚異のパワーを見せつけたのは虎の主砲・佐藤輝明内野手(27)だ。3点リードの7回一死一、三塁から竜2番手・仲地の147キロの直球を完璧に捉えた。打球は右翼ウイング席に突き刺さる2号3ラン。決めポーズを披露しながらダイヤモンドを一周し「浮いてる球がきたんでね。しっかり捉えられてよかったです」と笑顔で振り返った。

 さらに4点差となった9回には豪快な一発を放った。一死一塁からルーキー左腕・牧野の初球をフルスイング。打った瞬間の当たりはバックスクリーンに突き刺さる3号2ランとなり「いい当たりだったと思います」と納得の表情を見せた。

 1試合2発の大暴れで、持ち前の長打力を存分に発揮した虎の主砲。藤川球児監督(45)も「いい展開で進むことができたし、佐藤のホームランは非常に大きかったと思います」と目を細めた。

 また、今季から同球場に新設されたホームテラスについても「(打席に)楽に立てると思うんで。よかったです」とニッコリ。新たな球場仕様も虎の4番打者の打撃を後押ししているようだ。

 この日は森下翔太外野手(25)も初回にリーグトップを独走する6号ソロを放つと、2回には大山悠輔内野手(31)が今季1号ソロをマーク。クリーンアップ揃い踏みで試合の主導権を渡さなかった。虎の背番号8は「またそういう試合が出ればいいなと思います」と力強く語り、今季初の3連勝に向けて「(次戦も)がんばります」と意気込んでいた。