女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王者・青野未来(35)が、前王者の林下詩美(27)を〝再生〟させる。

 昨年10月の両国大会で詩美を撃破し、同王座の初戴冠を果たした。その後、桜井麻衣、CHIAKIを下して2度の防衛に成功した青野は、29日の靖国神社大会でV3戦の相手に詩美を逆指名。詩美も受諾し、4月25日の東京・後楽園ホール大会での王座戦が決定的になった。 

 取材に応じた青野は「ベルトをかけて戦った時、自分がぶつかってもぶつかってもなかなか倒れなかった。最近の林下詩美には物足りなさを感じたので、このままでいいのかなって思って。あの時の林下詩美に復活させたいと思って、次期挑戦者に指名しました」とV3戦の相手に選んだ理由を明かした。

昨年10月の両国で激闘を繰り広げた青野未来(下)と林下詩美
昨年10月の両国で激闘を繰り広げた青野未来(下)と林下詩美

 詩美に物足りなさを感じ始めたのは、1月に岩谷麻優の保持するGHC女子王座に挑戦し、敗れた後からだと分析する。青野は「GHC戦では岩谷麻優とものすごい試合をしていた。気のせいかもしれないですけど、その後くらいから、今までの詩美とはどこか違う気がして。『豪快なパワーが最近ちょっと衰えてんじゃない?』って思ったんです。私は自信に満ちあふれてた詩美を見たいし、戦いたい。『エース宣言をしていた林下詩美はどこに行ったんだ!』『エース、サボってないか?』と試合を通して問いかけたいです」と語る。「もちろん私もエースですけど、もっともっと一緒にマリーゴールドを盛り上げていきたいので、元の林下詩美を目覚めさせます」と目をギラつかせる。

 半年前よりも、さらにパワーアップした青野で迎え撃つ予定だ。「桜井、CHIAKIとの試合を経て、この半年で王者としての覚悟は変わりましたし、角田信朗さんに習った蹴りも磨いて、パワーはよりついていると思います。あの時とは違う青野未来を、林下詩美に叩き込みたいと思います」と宣言した。青野が女子プロレス界の逸材をよみがえらせる。