東京女子プロレス29日の両国国技館大会で〝太陽神〟Sareee(29)が、約5年4か月ぶりの出場で強烈な存在感を放った。

 マーベラスの彩羽匠(33)との強力タッグ「スパーク・ラッシュ」で山下実優(31)、遠藤有栖(27)と対戦。先発を買って出ると、会場の大「ヤマシタ」をコールを受けた山下と対峙し、いきなりエルボーをぶち込んだ。空手技を得意とする山下と激しい攻防を見せると、遠藤の髪をつかんで投げつけ、燃える闘魂流の鎌固めを決めて追い込んだ。

 山下の強烈なジャーマンをくらうも、彩羽とダブルのドロップキックを山下と遠藤に連続で発射。ダブルのフットスタンプはかわされ、遠藤の猛攻を浴びるが、こん身のパンチを胸板に打ち込んで会場をどよめかせ逆転する。ロープにもたれた遠藤には、ドロップキックをぶち込んでみせた。

遠藤有栖を攻める彩羽匠(左)とSareee(中)
遠藤有栖を攻める彩羽匠(左)とSareee(中)

 彩羽とのスピード感あふれる連係攻撃でキックを打ち込み、Sareeeのダブルフットスタンプから彩羽のスワントーンボムの波状攻撃。Sareeeは山下からカウンターのキックを浴びるも、最後は彩羽が必殺のランニングスリーで遠藤を葬った。

 2020年11月以来の東京女子参戦で、日本女子屈指のタッグとしての実力を見せつけた。試合後のSareeeは「山下実優とは前回も対戦しているんで、いつか戦いたいとは思っていたが、スパーク・ラッシュとしてこういう機会をもらえてありがたい。試合は勝って当然だと思っている」と貫禄のコメント。彩羽も「(試合を終えて)戻ってくる時に『東京女子っぽくない試合でしたね』と言われたけど、今の試合をしただけ」と、涼しげな表情で言い切った。

 Sareeeは今後に戦ってみたい選手に山下のほかにも渡辺未詩の名前を挙げたが、遠藤を「申し訳ないんですけど、名前も聞いたことがなかった。でもガッツがある選手だった」と評していた。