阪神・高橋遥人投手(30)が28日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、112球を投げて3安打完封。4回まで〝ノーヒットノーラン〟に抑えるなど圧巻の投球でチームを勝利に導いた。試合後は「うれしいっす、普通に」と笑顔で汗をぬぐった。
1点リードの5回には岸田、坂本の連打を浴びて一死一、二塁とこの日初めて得点圏に走者を背負ったが、落ちついた投球で後続を断って無失点。
8回には左ヒザに打球が直撃するアクシデントにも見舞われたが、9回のマウンドにも上がった左腕。二死二、三塁のピンチを招きながらも、最後は岸田を142キロのツーシームで空振り三振に仕留めて雄たけびを上げた。「アドレナリン出てたんでめっちゃ叫んじゃいました。ピンチというのもあったし、バッターが岸田選手だったので気持ちが入りました」。
昨オフトレードで加入した伏見寅威捕手(35)との息の合ったコンビでG打線を封じ込んだ。「自分じゃ選べなかったボールを伏見さんが出してくれて、信じて投げ切れてよかったし。1人じゃ絶対無理だったと思います」と感謝した。
たび重なるケガと手術を乗り越え、プロ9年目で初の開幕一軍ローテーション入り。「普通、野球選手は最初からいるもの。8年間いなかったのがそもそもよくないこと」としつつ「1年間最後まで投げ切りたいです」と表情を引き締めた。
藤川球児監督(45)は8回のヒヤリとする場面について「ヒザに当たってもアウトになったのは運がこちらに向いてるように感じました」と振り返り、「相手の岸田選手だったり非常に左投手に強いんですが、うまくバッテリーでいってくれましたね。本当に素晴らしかったです」とニッコリ。〝ガラスのエース〟が2―0の完封勝利を収め、チームもシーズン初白星をつかんだ。












