ドジャースがまた一枚、左腕の保険を積み増した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は19日(日本時間20日)、韓国KBOリーグのNCダイノスで昨季プレーしたローガン・アレン投手(28)と、ドジャースがマイナー契約で合意したと報じた。大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)を擁し、今季も世界一候補の本命に挙がる球団だけに、表舞台の豪華さとは別に水面下ではブルペンと先発の〝つなぎ役〟確保にも抜かりがない。
アレンはパドレス、オリオールズ、ガーディアンズ、ダイヤモンドバックスでプレーしたメジャー通算5年の左腕。直近のMLB登板は2年前のアリゾナ時代で、28イニングで防御率5・46だった。昨季は活路を求めてKBOのNCへ入団し、32試合で173イニングを投げたが、防御率4・53。投手有利とされるリーグ環境を踏まえると、支配的な数字とは言い難く、ダイノスが契約を見直したのも自然な流れだった。
それでもドジャースは見逃さなかった。記事によれば、アレンは今季メキシカンリーグ入りが有力視されていたが、WBCでカナダ代表として2試合、3回1/3を1失点に抑えた投球が球団スカウトの目を引いたという。
もちろん派手な補強ではない。だが、長いシーズンを戦ううえで、こうした〝穴を埋める力〟を持つ投手は極めて重要になる。今季のドジャースは大谷の二刀流運用、山本と佐々木の日本人先発陣、さらに主力救援陣の負担管理など投手起用のテーマが多い。先発とロングリリーフの両にらみが可能なアレンを傘下に置く意味は決して小さくない。傘下3Aオクラホマシティで先発要員、あるいはロングリリーフ待機になるとみられるが、故障者や連戦が重なれば、すぐにメジャー昇格の選択肢へ浮上しても不思議ではない。
スター軍団の陰で進む地味な一手。だが、162試合を勝ち抜く球団ほど、こうした補強を軽く見ない。ドジャースの〝厚みづくり〟は、まだ終わっていない。












