ドジャース・佐々木朗希投手(24)の開幕ローテーション入りが決まり、波紋を広げている。
オープン戦では3試合に登板して防御率13・50。イニング数は6回2/3と多くはないが、直近で登板した17日(日本時間18日)のロイヤルズ戦も4回途中までで3失点。被安打1で3奪三振ながら4四球と満足いく内容とは言えなかった。それでもロバーツ監督は開幕ローテ入りにゴーサイン。「オープン戦の結果だけで評価するわけではない」と言い切り、抜てきを決めた。
「結果」でなければ何なのか。選手を評価する絶対的な指標を度外視すれば、チーム内に不協和音を招きかねない。もっともイニング数が少ないため、無失点投球で防御率の数字はすぐに良化するが、この〝謎〟に編成トップのアンドリュー・フリードマン編成本部長が地元紙「オレンジ・カウンティー・レジスター」に答えている。
フリードマン編成本部長は「朗希は極めて才能豊かな先発投手で、才能ある多くの若手選手と同じく成長の余地がまだ残されている」と強調。その上で「2026年以降を見据えた戦力のバランスを整え、才能ある若手選手をチームに組み込んでいく上で、我々は忍耐強く取り組み、短期的、長期的な目標をしっかりと意識しなければならない。これは若手の野手、投手とも同じこと。将来にわたって成功を維持するためには、これが不可欠です」と語っている。
目先の結果だけにとらわれ、すぐに見切りをつけて戦力を入れ替えていては選手の成長につながらない。自前で選手を育てられなければ、他球団が育てた選手を金で買ってくるしかない。育成と補強のバランスを保ちながら継続していくことこそが〝常勝軍団〟の構築につながる――。だからこそ、ある程度は目をつぶることも必要というわけだ。
昨季は右肩の負傷から復帰した後、リリーフとしてブルペンの救世主となったが、先発としては不本意な結果に終わった。令和の怪物はチャンスを生かせるのか。












