新日本プロレス17日福島大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」準々決勝で、海野翔太(28)がザック・セイバーJr.(38)を撃破し、4強入りを果たした。カラム・ニューマン(23)との準決勝(20日、長岡)に駒を進めた海野は、決勝戦(21日、長岡)の相手にタッグパートナー・上村優也を指名。本隊次世代エース同士による頂上対決の意義とは――。
2025年1月4日東京ドーム大会のメインイベントも戦ったザックとの大一番は、25分を超える大熱戦となった。セイバードライバーを狙われた海野はDDTで切り返し、強烈なラリアートを発射。最後はSecond Chapter(変型フィッシャーマンズバスター)で3カウントを奪ってみせた。
これで今年のNJC準決勝は海野 vs カラム、上村 vs ボルチン・オレッグに決定。4強全員が新世代と称される選手となった。そんな中で海野は「上村と長岡のリングで戦えることを僕は願ってますね。組むべきパートナーでもあるけど、やっぱり戦わないといけないライバルでもあると思ってます。新日本プロレスへの思いというのも、同じものがあると思うので」と、決勝戦での盟友対決を熱望した。
理由は明確だ。「こんな時期だからこそ、ライオンマークへの思いが伝わる戦いをしたいです。誰かが抜けていくのは今に始まったことじゃないですし、自分たちが這い上がっていかないといけないと思ってます」
昨年大会では準優勝の好成績を収めた海野だが、今年の出場選手は顔ぶれが大きく変わっている。昨年に内藤哲也、今年はEVILと主力選手の退団が相次ぎ、前年度覇者のデビッド・フィンレーや実力者のゲイブ・キッドは米国AEWに移籍した。棚橋弘至も引退した今だからこそ、本隊の未来を担うと目される2人で団体を盛り立てる必要があるというわけだ。
フィンレーに対し「出て行った選手全員に言えることですが、寂しい気持ちはありますよ。でも彼が決めた道を否定はしたくないですね。ライオンマークを背負って戦ってきてくれ、またいつか戦えたら戦おうって気持ちではあります」とエールを送る一方で、古巣への罵詈雑言を並べているゲイブには思うところがある。「ひねくれてるなと。ライオンマークで生まれて育っただろ?って気持ちはありますよ。あれだけ〝新日本愛〟を言っておいてテメーのやり方はそれかって。めちゃめちゃムカついてますよ」と怒りをあらわにする海野は、NJCで悲願の初タイトルを獲得し自分の道を証明するつもりだ。
「新世代と言われてきたメンバーが今メインを張って戦っているので。あとは這い上がるだけですよ」。新たなスターは、激動の時代にこそ生まれる。













