ドミニカ共和国との準々決勝に先発して5回途中を6安打1失点に抑え、2―1とチームを決勝進出に導いたサイ・ヤング賞の〝怪物〟ポール・スキーンズ投手(23)の発言が思わぬ賛否を巻き起こしている。

「FOXスポーツ」で試合前に放送されたインタビューの中で「アメリカはつまり、私たち、軍人たちは負けるという贅沢は許されない。彼らにとって負けることは選択肢にないんです。これがアメリカのやり方です。私たちは戦い、そして勝つ。それが責任です」と米軍兵士と重ね合わせて意気込みを語った。

 覚悟は十分に伝わるとはいえ、視聴者は困惑し「他の国は素晴らしい文化を祝っているのにこっちではすぐ戦争に結びつける」「スポーツと混同するのはやめませんか」「軍人のために勝ちたいってことか」「空軍はスキーンズのような巨漢パイロットは好みません」「士官学校の話はいいからいいプレーを見たい」などと物議を醸している。

 スキーンズは空軍士官学校に2年間通った経験があり、以前も「MLBネットワーク」で「軍務に就きたかったんです。就くつもりでした。結局ルイジアナ州立大学に編入しました。卒業後に軍隊に入隊することをキャリアとして真剣に考えた時期がありました」と明かし、WBCについても「軍隊ではないけど、近いものがあります。胸にUSAロゴを張ること以上に大きな舞台や名誉はありません」と愛国心を口にしている。