WBC日本代表が14日(日本時間15日)にマイアミで行われたベネズエラとの準々決勝に5―8で逆転負けを喫し、2023年大会に続く世界一奪取はならなかった。
侍ジャパンは東京ドームでの1次ラウンドC組で4戦全勝。日米球界で活躍するトップ選手が集まり「歴代最強」とも言われたが、まさかの結果に終わった。実力者ぞろいとあって、ネット裏にはメジャーリーガーの卵を発掘するMLBスカウトたちが集結。そのうちの一人は「近年の国際大会と比べれば、見どころが限られていた」と振り返った。
その理由は、井端弘和監督(50)の起用方針にあったという。投手陣では将来的なメジャー挑戦を見据える平良(西武)や石井(阪神)が大会前に故障で代表を辞退。種市(ロッテ)や藤平(楽天)らがポテンシャルを発揮し、海外のスカウトから高評価を得た。
一方、野手陣は大谷(ドジャース)と鈴木(カブス)、吉田(レッドソックス)らメジャー組が上位打線をほぼ占拠。国外勢が本格的に出場するまで主軸を務めた佐藤、森下の阪神の主力たちですらスタメン出場できたのは、準々決勝進出を決めた後の10日のチェコ戦だけだった。
力量を測ろうとする偵察部隊が注視していたのは主に「海外の投手への対応」。しかし、打席数は限られ、サンプル数があまりにも少なく映ったという。前出のスカウトは韓国プロ野球(KBO)のKT所属で、代表の主砲を務めたアン・ヒョンミン外野手(22=安賢民)が、1次ラウンドの全試合で4番に入ったことに触れ「我々としてもすごくいい視察になったし、おそらく代表の未来を見据えた起用だと思う。日本も佐藤や森下を4番…と言わなくても、スタメンで使わないのなら、彼らにもあまり意味はないのでは…」とポツリと漏らした。
今大会に選ばれたNPBの野手で、海の向こうまで名前をとどろかせるほどのポテンシャルを発揮できた選手はほぼ皆無。あまりにも早い終戦は多方面に影響を及ぼしている。













