WBC日本代表初選出となった佐藤輝明内野手(27=阪神)は世界の大舞台での経験をかみしめた。14日(日本時間15日)のベネズエラ戦(ローンデポ・パーク)に「2番・右翼」でスタメン出場。
快音を響かせたものの、チームは5―8で敗れ、連覇の夢は準々決勝で途絶えた。「僕ら以上に向こうの打線が上回っていたと思いますし。もっと打ちたかったですけど、ベネズエラが強かったなと感じています」。
3回には大谷翔平投手(31=ドジャース)が敬遠された直後に同点適時二塁打を放つなど、メジャー組にも引けを取らない勝負強さを見せつけた。「相手からしたら当然というか、大谷さん以上の良いバッターはいないんで。集中していきました」とし、「1本出たのはよかったですが、もう1本出したかったです」と振り返った。
また、この日は一発攻勢の展開となり「(ボールが)全然違います」と本音を漏らしつつ、メジャー・マーリンズの本拠地での一戦。本場のベースボールを体感した虎の主砲は「観客も違うし、選手の集中力もすごいあったと思うし。これをいい経験で終わらせちゃいけないなと思います」と冷静に語った。
普段は虎党の大声援を背にプレーしているが、この日は完全アウェー。ベネズエラ大応援団の爆音にも包まれた。「また違う熱さというか、本当にもう声が聞こえないぐらいで。でもすごくおもしろかったです」と異様な空気も楽しむ余裕を見せた。
今大会は大谷ともベンチで肩を抱かれながら談笑するなど、密なコミュニケーションを重ねた。「大谷さんは気さくに話しかけてくれたりして、すごく接しやすかったです」と〝スーパースター〟への印象も明かした。
最後は「勝ちたかったので悔しいですが、楽しかったです」と複雑な思いも吐露。世界の大舞台での経験を胸に、次は虎の主砲としてシーズンに向かう。











