第6回WBCで大会連覇を目指す日本代表が14日(日本時間15日)にマイアミのローンデポ・パークでベネズエラとの準々決勝に臨む。
相手のベネズエラ代表は1次ラウンド最終戦でドミニカ共和国に敗れたものの、アクーニャ(ブレーブス)やアラエス(ジャイアンツ)らMLBの強打者をそろえる強豪。ここからは負ければ敗退が決まる一発勝負で、先発予定の山本由伸投手(27=ドジャース)がいかに相手打線を封じられるかが大きな鍵を握る。
一方でMLBの開幕も25日(同26日)に迫っている。山本が所属するドジャースでは、大谷翔平投手(31)が開幕から投打二刀流で挑もうと侍ジャパンに帯同しながら調整を進めている。ドジャース側からすれば侍ジャパンを含め、各代表チームに選手を派遣している格好。いつまで代表で戦い、いつ戻ってくるか分からない状態に首脳陣は頭を悩ませているようだ。
地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」(電子版)は13日(同14日)、プライアー投手コーチの話として開幕カードのダイヤモンドバックス戦(26~28日=同27~29日)に、大谷か山本のどちらかの先発を見込んでいるという。
ただし、登板日を決めても侍ジャパンの戦いがいつまで続くか分からず、調整登板の日程を逆算して決めることも難しい状況。山本はベネズエラ戦が最終登板となる見通しとなっているが、役目を終えても代表チームに帯同する予定だ。
プライアーコーチは大谷について「理想を言えば、フリーウェイシリーズのどこかで登板してほしい」と22~24日(同23~25日)のエンゼルスとのオープン戦を希望。しかし「(侍ジャパンが敗退して)早めに戻ってくるならここ(アリゾナ)で1試合、フリーウェイシリーズでもう1試合登板するかもしれない。もし決勝まで進んだら、打者との対戦からかなり時間が空くので、彼が今回やったこと(シミュレーションゲーム)を繰り返すかもしれない」とさまざまなケースを想定して考えを巡らせている。
「彼らは勝ち進むのか。どこまで勝ち進むのか。決勝まで進んだらスケジュールも調整しなければならない。今は様子見の状態。トーナメントの残りの展開を見守るしかない」。スリリングな攻防が繰り広げられる一発勝負の裏で、所属球団の現場を預かる首脳陣の苦悩は続いている。












