韓国が13日(日本時間14日)に行われた準々決勝・ドミニカ共和国戦(ローンデポ・パーク)に0―10で大敗。7回完了時点でドミニカ共和国が10点以上リードしていたため、大会規定により7回コールド負けの屈辱に終わると、準々決勝での敗退が決まった。
序盤からワンサイドゲームを強いられた。先発のベテラン左腕リュ・ヒョンジン(柳賢振)は初回こそ無失点としたものの、両チーム無得点で迎えた2回にはカミネロの先制適時二塁打などから一挙3失点。2回途中でKOとなると、3回には2、3番手の投手もそれぞれ2点を失いさらに4点を奪われ、点差は大きく広がった。
なんとか一矢報いたい韓国打線だったが、反撃の機会を作れないまま防戦一方の展開。最後は0―7で迎えた7回の守備で二死一、三塁からウェルズに3ランを被弾し、無念のコールド負けとなった。
リュ・ジヒョン監督(柳志炫=54)は試合後の会見で「ドミニカ共和国は世界最高のチームであることを証明した」と相手チームに賛辞の言葉を送ると「我々のチームの大半は若い選手たち。この経験が将来の糧となることを望んでいる」とこの日の敗戦が代表チームの成長へとつながることを切に願った。
準々決勝で予想外の大敗を喫し、姿を消すこととなった韓国。ゲームセット直後のナインはベンチで茫然と立ち尽くすなど受けたショックは計り知れないが、ここまで指揮を執ったリュ監督へ下される韓国球界からの評価は決してネガティブなものとはならなそうだ。そもそも、WBCにおいて韓国が1次ラウンドを突破したのは実に17年ぶりの快挙。古豪復活を予感させた指揮官の手腕を、韓国メディアは連日高く評価していた。
さらに韓国球界関係者はリュ監督について「彼は非常に人柄も良く、記者からの取材にも真摯に応えるのでメディア受けも良い。采配においても、常に100通り近いパターンを自らの頭の中で組んで試合に臨む『智将』タイプです」と指揮官として一定の評価を得ていることを説明した。一方、そんなリュ監督に対して大会前にはこんな懸念点も出ていた。
「長いシーズンを通しての采配には定評があるのですが、短期決戦での実績が乏しいのが唯一のウィークポイント。超短期決戦のWBCで果たしてどうなるのか…」(前出関係者)
指揮官は自身の古巣でもあるLGツインズで2021年シーズンから2年に渡って監督を務めたが、レギュラーシーズンでの順位は10球団中それぞれ4位、3位と安定した成績を残したものの、ポストシーズンでは上位進出は叶わず…。「『短期決戦では勝負弱い』とのレッテルが貼られた」(前出関係者)という。
そんな前評判を覆すかのように、1次ラウンドではオーストラリア、台湾との2位争いを歴史的僅差で制し、4大会ぶりの準々決勝進出に成功。低迷が続いていた韓国球界に希望の光を見出したた上、自らの唯一の欠点も払しょくした指揮官への評価は、大敗を喫しても揺らぐことはなさそうだ。












