女子プロレス「スターダム」の天咲光由(23)が、春の祭典「シンデレラ・トーナメント」初制覇へ一直線だ。

 ここまで山下りな、飯田沙耶から金星を奪ってきた天咲は準々決勝(11日、東京・後楽園ホール)で妃南と激突。妃南とはかつて「クイーンズ・クエスト」で行動を共にしたが、同ユニットが消滅したもとをわかった。昨年2月に当時フューチャー王者だった天咲は、妃南に敗れ王座から陥落した。

 久しぶりに一騎打ちで対戦した2人は一進一退の攻防を展開。試合時間が10分を過ぎても両者の勢いが衰えることはなく、大技を繰り出し合う。

 だが天咲が妃南のマッドスプラッシュを蹴りで迎撃したことで戦況に異変が。変型ジャックハマーを狙われた天咲がDDTで切り返すと一気に畳みかけていった。最後は得意の天聖2連発を叩きこみ3カウントをもぎ取った。

 試合後マイクを持った天咲は「準々決勝、勝利しました! 1年前フューチャーのベルトを取られてめっちゃ悔しかったけど、今日このリングでその続きができたと思ってる。でも、妃南とはこれで終わりじゃないと思ってるから」と笑顔を見せた。

 すると妃南から「めっちゃ悔しいけど、少しうれしさもあるよ。私たちフューチャーの次期挑戦権をかけて、後楽園の第0試合とかで戦ってたよね。それが今日は後楽園のメインでシングルができてるんだよ。私の今年のシンデレラストーリーは終わっちゃったけど、光由とのストーリーはまだまだ続けていきたいと思ってるからこれからもよろしく」と熱い言葉をかけられ拳を突き合わせた。

 再びマイクを持った天咲は「後楽園2大会連続でメインで勝利しました。正直(新人時代は)超新星って呼ばれてプレッシャーとかたくさんあった。でも、今日やっとその大きなプレッシャーを自分の力に変えて、勝つことができたと思ってます」と感慨深い表情を浮かべた。

 準決勝(15日、横浜武道館)では極悪軍団「H.A.T.E.」の吏南との対戦が決定。優勝まであと2試合を残した天咲は「ドレス着て入場する姿を期待してるでしょ? そんなみんなの期待を全て自分の力に変えて、シンデレラになるので。それまで皆さん天咲光由をよろしく!」とファンに呼びかけ大会を締めた。