文字通り1点を争う攻防だった。韓国代表が9日、WBC1次ラウンドC組のオーストラリア戦(東京ドーム)に7―2で快勝。台湾を含め3チームが2勝2敗で並んだが、失点率の差で韓国が2位を確定させた。
最終スコアが劇的だった。突破条件は「オーストラリアに2失点以内、5点差以上で勝利」すること。まさに、ギリギリの突破だった。近年、国際大会で凋落著しい韓国だったが、WBC4大会ぶりの準々決勝進出。8回終了時点でスコアは「6―2」だったが、最終回に4番のアン・ヒョンミンが殊勲の犠飛を打ち上げて価値ある追加点をもたらした。
5点差で迎えた9回の守りでは、一死一塁から右中間を破りそうな打球に主将のイ・ジョンフが追いつき、果敢にスライディングキャッチ。球際の強さを見せ、ピンチを救った。厳しい突破条件ながら執念が実り、最後は奇跡的な戦いで2位を確定させた韓国。27個目のアウトを奪った瞬間、イ・ジョンフは顔をグローブで覆い号泣。他のナインも歓喜の涙を流し、勝利を喜んだ。
あと一歩で2大会連続の8強入りを逃したオーストラリアナインはベンチで頭を抱え、逆転突破に歓喜する韓国ナインの姿をぼう然と見守った。主力のキム・ヘソンを負傷で欠くなど劣勢で最終戦を迎えながら、準々決勝進出をあきらめなかった韓国。名誉挽回に燃える第2回大会の準優勝チームが意地を見せた。













