新日本プロレス「旗揚げ記念日」(6日、大田区総合体育館)で、東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフアロン(30)が〝炎の飛龍〟藤波辰爾(72)と初共闘を果たした。

 ウルフは今年1月4日東京ドーム大会でプロレスデビュー。キャリア2か月で迎えた初の記念興行で、1972年3月6日に行われた旗揚げ戦(大田区)の第1試合に出場したレジェンドとの初遭遇が実現した。

「旗揚げ記念日スペシャル10人タッグマッチ」で、藤波&LEONA&小島聡&海野翔太と組んで、因縁深い「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮&チェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷と対戦した。藤波へのリスペクトからか、小島からタッチを受けると何とドラゴンリングインを敢行。H.O.Tのメンバーを次々と投げ捨て、SHOには滞空時間の長いブレーンバスターを決めてチームをけん引した。

SHOにブレーンバスターを決めるウルフアロン
SHOにブレーンバスターを決めるウルフアロン

 試合はLEONAが裕二郎のケイン攻撃からピンプジュースを浴びてしまいH.O.Tに敗北したものの、ウルフは藤波との初タッグに感激。「72歳で自分がしたいものを追い続けている人って、めちゃくちゃ輝いてるなって思いました。僕なんか30(手前)になって柔道家では往年って感じだったんですよ。プロレスっていう業界に入って、72歳でも自分の最高のパフォーマンスを目指してやってる方がいて、すごく勇気づけられました」と敬意を表した。


 ドラゴンリングインについては「いつも通り1回(リングに)入ったんですけど、なんか違うなって思って。雰囲気が、僕の中で。気付いたら飛んでましたね。体が勝手に…まるで大内返しのように」と解説。「先輩たちが作り上げてきたこの新日本プロレスをもっともっと大きな存在にできるのは、現役のプロレスラーだけだと思っているので。僕はその一員として自分のやるべきことをまっとうしたいと思います」と、団体のメモリアルデーに決意を新たにしていた。