WBC日本代表の岡本和真内野手(29=ブルージェイズ)が合流し、2日は京セラドームで調整した。

 1日に大阪で開かれたチームの決起集会に参加し、この日は時差ボケなどの体調面を考慮され、オリックスとの強化試合への出場は見送られた。練習後に会見に臨んだ岡本は「皆さんの顔を見て気が引き締まる思いで、頑張ろうという気持ちになりました。試合に出る出ないに関係なくチームに貢献したい。出たらバッティングで少しでも貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 昨オフに念願のメジャー移籍を実現させ、ブルージェイズでの春季キャンプにも参加。早くも大砲のゲレロと仲良く守備練習に取り組むなど、名実ともに堂々たるメジャーリーガーとなった。だが、何とも言えない愛すべきキャラクターは1次ラウンド初戦(6日、東京ドーム)以降もチームの力となりそうだ。

 古巣・巨人の関係者は「晴れて憧れのメジャーリーガーになったわけだけど、愛くるしい性格は変わってないよね。メジャーの選手は偉大過ぎて話しかけられないオーラが出たりするのに、いまだに〝ゆるキャラ〟が健在なのは和真らしい」と笑いが止まらなかった。

 今大会には7人ものMLB戦士が参戦。もともとは日本球界でプレーしていた選手たちとはいえ、世界最高峰の舞台で戦うメンバーだ。「WBC連覇」という共通目標があっても、国内組と海外組の間に妙な壁が生まれてしまってはチームの歯車がかみ合わなくなる可能性もある。そこで岡本だ。

 前出関係者は「和真は桁違いの実績を持っている選手なのに、後輩選手に壁を感じさせない性格の子。侍ジャパンでもそのキャラクターは貴重になるのでは」と占った。球界を代表するスラッガーでありながら〝大物感〟を出さない独特なキャラは、井端ジャパンの一服の清涼剤となるかもしれない。