侍ジャパンは2、3日に京セラドームで行われるオリックス、阪神との強化試合を経て、6日の台湾戦(東京ドーム)で1次ラウンド初戦を迎える。大谷翔平(31=ドジャース)が最大級にマークされることは必至だが、ライバルチームからは次点の〝要警戒選手〟として意外な名前が挙げられている。
1日の練習からは村上(ホワイトソックス)も合流し、時差ボケも残る中でフリー打撃では8本の柵越えを披露した。それでも対戦チームから見た侍ジャパンの〝顔〟はやはり大谷。日本代表と同じC組の台湾、韓国のスポーツメディア関係者は「大谷の脅威は言うまでもない」と断言した。そして、大谷に次いで警戒する侍戦士についても図らずも一致した。
台湾メディアの一人は「日本では大谷や山本の陰に隠れてあまり話題にならないのか分かりませんが、やはり吉田正尚の勝負強さは別格。大谷と勝負を避けたとしても、後ろに彼がいたら危険」と指摘。さらに、韓国のメディア関係者も「2023年WBCの準決勝・メキシコ戦で放った同点3ランはあまりにも強烈だった。対戦したチームにトラウマを残す破壊力を持っている。私は個人的にも彼の大ファンだ」と言い切った。
7戦全勝で世界一を奪還した23年大会で吉田は全試合に出場し、打率4割9厘、2本塁打、16打点を記録。準々決勝以降は4番に座り、大会ベストナインにも選ばれる大活躍を見せた。
しかし、近年は所属先のレッドソックスで苦戦が続いている。24年シーズンは左手親指や右肩に不安がつきまとい、昨季は右肩手術の影響によって不振。長期にわたって負傷者リストにも入り、自己最少となる55試合の出場にとどまった。加入時に結んだ5年総額9000万ドル(約123億3000万円=当時)の高額年俸に見合わない成績に、米メディアからは数え切れないほど「不要論」やトレード放出の可能性が報じられてきた。
そんな逆風にさらされながらも前回大会で残した強烈なインパクトは、3年が経過した今も消えることはない。MLBでの現状に照らせば〝ダークホース〟となる不屈のスラッガーは、再び輝きを放てるのか。














