【イタリア・ミラノ20日(日本時間21日)発】ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート女子マススタート(ミラノスピードスケート競技場)決勝が行われ、佐藤綾乃(ANA)は15位だった。

 2018年平昌五輪は3000メートルで8位入賞、団体追い抜き(パシュート)では金メダルを獲得。日本女子冬季五輪史上最年少金メダリスト(当時)となった。北京五輪は1500メートルで4位、マススタート8位と個人2種目で入賞。しかし、北京五輪後のインタビューでは現役続行について「いや、どうですかね…」と迷いを口にしていた。それでも「美帆さんと一緒に練習をしたいという思いがあった」とエース・高木美帆(TOKIOインカラミ)らが在籍する「team GOLD」(チーム ゴールド)に身を置く決断を下した。

 かねて佐藤は今大会を1つのゴールに設定。今季は「『どこで、どうやりたいか』と自分の中で何回も考えた結果として『team GOLD』で納得するまでやることが自分にとってもすごくいい」と覚悟を持って氷上に立った。

 今大会は団体追い抜きで銅メダルを獲得。3大会連続メダリストとなるも、満足はしていなかった。「もちろん一番いい色のメダルを取りたい気持ちが最初にある。また一つひとつのレースで満足感というか達成感を強く感じたいと思っているので『自分がここまでスケートをやってきてよかったな』『強くいられたな』と思えるようなレースがしたい」と決意を述べていた。

 この日は予選1組で首位通過を決めたが、決勝ではライバルとの駆け引きに屈した。「どんな形の五輪でも楽しむことが大前提。とにかく悔いのないように」。最後にスパート合戦で敗れはしたものの、すべてを出し尽くした。