【イタリア・ミラノ20日発】ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子スロープスタイル(SS)で金メダルを獲得した深田茉莉(ヤマゼン)が、恩師とのエピソードを明かした。

 今大会はビッグエア(BA)で9位に沈むも、BAで大躍進。最終3本目には大技のスイッチバックサイド1260を決め、頂点の座を引き寄せた。この日のメダリスト会見では「SSでメダルを取れたことがすごくうれしい、BAで自分のやりたいことができず、メダルを取れず悔しかった。SSではみんなでやってきたことを出し切ると思って、その結果メダルを取れてうれしい」と声を弾ませた。

 19歳1か月での金メダルは、冬季五輪の日本女子史上最年少記録。佐藤康弘コーチの教えで進化を遂げたスノーボーダーには、印象的な出来事があるという。「やっさんにはスノーボードの技術面だけでなく、人間性も教えてもらった。2~3年前に練習に集中する年があった時に、練習がキツすぎて、終わりが見えなくて、身が入っていない時があった」。その際に練習ができることへの感謝について指導を受けたことで「練習に実が入るようになった」と初心を思い出した。

 今大会はスイスの国境付近・リビーニョで大半を過ごし、ようやくミラノに入った。「初めてミラノに来て、こういう古い街並みを見るのも素敵だなと。大きなスタバがあるらしいので、みんなで行きたい」とにっこり。つかの間の休暇で、エネルギーをチャージする。