新日本プロレスのIWGP女子王座を保持する女子プロレス「スターダム」の朱里(37)が、新たな決意を明かした。

 1月4日の新日本東京ドーム大会で行われた上谷沙弥とのIWGP女子王座とSTRONG女子王座のダブルタイトルマッチを制し、2冠王者に君臨。27日(日本時間28日)の新日本米国・ニュージャージー大会でROH女子世界王者のアティーナとV2戦で激突する。

 王座戦を控えた朱里は「18年目で、過去には何十人しかいない人の前でも試合をしてた自分がここまで続けてきたからこそ今がある。棚橋選手の引退試合で超満員のドームでの初防衛戦で、絶対に勝たなきゃと思っていたので、一番はホッとしました。でも、だからこそこれからだと思ってます。グローバルスタンダードなベルトなので、気を引き締めてV2戦しっかり防衛したいと思います」と誓った。

 王座防衛に向けて、さらに気の引き締まる出来事もあった。それは同じ「ゴッズアイ(GE)」に属する鹿島沙希が、4月26日の横浜アリーナ大会での現役引退を発表したこと。2023年、極悪軍団「H.A.T.E.」の前身である大江戸隊を追放された鹿島が、GEに移籍して以来行動をともにしタッグチーム「凹アネコン凸」で活躍した。

大江戸隊を追放された際、朱里(右)に助けを求めた鹿島沙希(2023年)
大江戸隊を追放された際、朱里(右)に助けを求めた鹿島沙希(2023年)

 タッグパートナーの引退について「沙希が隣にいてくれるだけで安心したし、うれしかった。寂しい思いはあるけど自分で決断したことだし、プロレス人生に幕を下ろすってとても大きなことなので、自分の思った道をやっぱ進むべきだと思いました」と、涙を流しながら思いを明かした。

 その上で「沙希が悔いなく引退ロードを歩めるように全力でサポートしたいですし、沙希のプロレスへの熱い思いを心にとどめて私が戦っていく。そのためにもこのベルトを防衛し続けていきたい」と力強く語った。仲間の思いを背負った朱里が王座を譲らない。