ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートアイスダンスで勃発した不正採点騒動で、疑惑のフランス人審判ジェザベル・ダボワ氏が以前の大会でもフランスペアの得点を「水増し」した上で、他国のライバルペアを低評価する行為を繰り返していたと米メディアが報じた。
今回の問題は、フリーダンス(11日=日本時間12日、ミラノ・アイススケートアリーナ)で起きた。ロランス・フルニエボードリ、ギヨーム・シゼロン組(フランス)が合計225・82点をマークして金メダルを獲得したが、採点に不正があったと米メディアを中心に報道。大半の審判は僅差で銀メダルとなったチョック、エバン・ベーツ組(米国)を支持していたが、フランス人審判が自国ペアに〝異常な高得点〟を与えて逆転する結果になったと指摘されている。
そうした中、米メディア「SBネーション」が渦中の審判員ダボワ氏の〝疑惑〟を追及。「フランス人審査員の一人が紛れもなく大きな混乱を招いた。問題の審査員ダボワは、チョック、ベーツ組の採点を他の審査員よりも明らかに低くしただけでなく、さらに重大なことに、ボードリー、シゼロン組の採点を大幅に高くしたのだ。しかも、この状態は1年以上続いている」と告発した。
同メディアは、国際大会の審査データを公開しているサイトのデータを分析。「その結果は痛烈だ」として「彼女はフランスペアを平均より6・45ポイント高く評価しただけでなく、チョック、ベイツペアを7・19ポイントも低く評価した。これにより、最終スコアにおいてフランスがアメリカよりも有利となる値がプラス13・64となった。
9人の審査員のうち5人がチョック、ベーツ組をボードリー、シゼロン組より上位と評価したが、この1人の審査員の採点の大きな変動によって、その優位性は打ち消された。主観的なスポーツで採点にばらつきがあるのは当然だが、同じ審査員が2人の演技をこれほどまでに異なる評価をした理由を説明することはできない」と不正な採点があったと断言する。
さらに「この審判の最近の採点を詳しく調べると、欧州選手権でもフランスに有利な同様の偏りが見られる。2025年のグランプリシリーズ日本大会でも、ダボワの採点にさらなるばらつきが見られました。この種目では、ボードリー、シゼロン組はミスして転倒し、本来であれば表彰台を逃すべきだったが、同じジャッジが大幅な採点をしてしまった」と〝前科〟を明らかにした。
そして「ダボワはボードリー、シゼロン組の得点を水増しし、対戦相手の得点を低く申告するという、複数の大会で一貫したパターンを見せてきた。オリンピックでは、フランスが金メダルを獲得したが、ダボワの得点が勝敗を分ける決定的な要因となったことは疑いようがない」と今回も〝クロ〟だと結論付けた。
「ある審査員が他の審査員とは全く異なる視点で競技を見続けてきた理由については、調査が必要だ。オリンピック出場を何年も待ち望んできたすべてのアスリートにとって、他の審査員とは異なる視点で競技を見る審査員に評価されるのは不公平であり、最悪の場合、競技の結果に影響を与える可能性もある」と大会主催者に対して徹底した調査を求めた。
フィギュアスケート界で大スキャンダルとなりそうだ。












