フィリーズの元オールスター選手、ニック・カステラノス外野手(33)がチームから放出される可能性が高まった。米スポーツ専門サイト「アスレチック」が11日(日本時間12日)に報じ、各メディアも騒然となっている。

 同サイトによると、カステラノスにはスプリングトレーニング開始を前に球団施設に立ち入らないよう通達。クラブハウスにあるロッカーをはじめ、廊下に飾られていた本人の写真もすでに撤去されたという。さらに今後2日以内にトレード、または解雇される見込みだと伝えている。

 カステラノスは昨年6月、自身の起用法についてロブ・トムソン監督(62)に不満をぶちまけ、翌日の試合ではスタメンから外された。当時、トムソン監督は「毎試合、毎イニングをプレーしたがっていて本当に野球をすることが大好きだ」と大人の対応を見せたが、カステラノスは指揮官から「一線を越えた」とクギを刺されたことを明かしていた。

確執が伝えられるフィリーズ監督
確執が伝えられるフィリーズ監督

 以来、両者の間の〝確執〟やトレードによる放出などが取りざたされながらも、今季で5年契約最終年となる2000万ドル(約30億6000万円)の高額年俸がネックなり、現状維持のまま推移してきた経緯がある。しかし、今回の球団側の措置は水面下でトレード交渉がまとまったか、年俸分を捨てる覚悟で解雇を決めたかの表れとみられている。

 事態が大きく動き、米放送局「CBSスポーツ」(電子版)なども相次いで報道。米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「ニック・カステラノスがフィリーズから追放された」とした上で「フィリーズがカステラノスとの契約を解消する見込みであることは数か月前から報じられていた。しかし、カステラノスに近づかないように通告し、施設から彼の痕跡をすべて消し去る措置は、明らかに一線を画す別次元の決別といえる」などと分析している。