【イタリア・ミラノ10日(日本時間11日)発】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で首位発進を決めたイリア・マリニン(米国)は、大舞台ならではの雰囲気になじんできたようだ。
金メダルを獲得した団体はSP、フリーともに出場したが、思うような演技ができなかった。しかし、この日は3本目の4回転ルッツ―3回転トーループを決めるとガッツポーズ。108・16点をマークした世界王者は「他のどの大会とも違う感覚だった。今でも時々圧倒されてしまうことがあるが、団体SPではそれをはっきりと感じた」と五輪の怖さを実感したという。
この日は公式練習に姿を見せず、体を休めることにした。「今回の個人戦に向けて、いつもと違う戦略を試してみようと思った。とにかく落ち着いて、興奮しすぎないように、氷上での時間を楽しみながら、全力を尽くすように心がけた」と反省を生かして、2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)に5・09点差をつけた。
13日(日本時間14日)のフリーでは、鍵山らと金メダルを争う。鍵山については「彼の活躍を心からうれしい。彼は本当によく頑張っている。いつも彼の試合を見るのが大好きで、本当に刺激的ですばらしい選手。彼と対戦できることは光栄。みんなお互いを応援し合っている」と印象を口にしたマリニン。ようやくエンジンがかかってきたようだ。











