大歓声にも動じなかった。ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアアスケート男子ショートプログラム(SP)が10日(日本時間11日)に行われ、日本のエース・鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は103・07点で2位発進。2大会連続のメダルへ、上々のスタートを切った。
最終滑走の鍵山の前で好演技を演じた世界王者・イリア・マリニン(米国)は108・16点をマーク。会場では米国の国旗を持ったファンたちが盛り上がる中、鍵山は「SPの点数はイリア選手の場合はどれだけ近くても遠くても、フリーで全く参考にならない」と自然体を貫いた。冒頭の4回転―3回転の連続トーループ、4回転サルコーを成功。最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷が乱れたが、きっちりまとめた。
団体から短いスパンで迎えた一戦。「全く疲れはない。リカバリー、どうギアを上げていくかの計画を立てていたので、全部が順調にいったわけではないけど、自分のルーティーンを大事にしながら過ごせているので、100%全力で滑りきれた」と問題はなし。
トリプルアクセルのミスは「やっちゃったな、あちゃーという感じ」と苦笑いを浮かべつつも「全体的に見れば、できた部分の方が大きかった。アクセルもそこまで落ち込むようなものではなかったので、すぐに立て直せるものだった」と前向きに振り返った。
4回転フリップを投入予定のフリーに向けては「団体と同様、金メダルは自分の中でオプションというか、後からついてくるもの、結果は後からついてくるもの」と自らの演技に全集中の構え。すべてを出し尽くした先に、納得の結果が待っている。













