【イタリア・ミラノ8日(日本時間9日)発】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート団体(ミラノ・アイススケートアリーナ)で金メダルを獲得した世界王者のイリア・マリニンは〝最終決戦〟を待ち望んでいたという。

 この日は米国と日本が同じ点数で最終種目の男子フリーを迎えた。重圧のかかる演技だったが「男子選手同士のタイブレークになると分かっていた。まさに思い描いた通りの展開だった。『よし、俺が決着をつける。やるべきことをやるだけだ』という気持ちだった」と振り返った。

 今大会は10日(日本時間11日)から個人戦が始まるが、ショートプログラム(SP)、フリーの両方に出場する決断を下した。「本当にチームのエネルギーとサポート、情熱が全てだった。全員が俺を支え、応援してくれた。全員が心血を注いだ。お互いがいたからこそ成し遂げられた」と感謝を口にした。

ミラノ五輪フィギュアを観戦するジョコビッチ(ロイター)
ミラノ五輪フィギュアを観戦するジョコビッチ(ロイター)

 また観客席にはテニスの男子シングルスで四大大会史上最多24勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)の姿もあった。「信じられない光景だった。バックフリップを決めた後、彼が両手を頭に当てて立っていたと聞いたんだ。『なんてこった、信じられない』と思ったよ。有名なテニス選手が自分の演技を見ているなんて一生に一度の瞬間だった」と大興奮だった。