陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(17日、東京・MUFG国立)で、女子中長距離の田中希実(豊田自動織機)が新たな希望を見出した。
この日は午前に1500メートルに出走して4分17秒43で4位。午後には3000メートルにも出場し、8分55秒95で5位に入った。レース後には「全盛期には程遠いレースだったかなと2本とも思うけど、今の自分の力に逃げずに向き合えたし、負けるとか勝つとかということに縛られずに、今自分にできることやその時に自分がしたいことを大事にできたかな」と振り返った。
今月上旬のゴールデンゲームズinのべおかは5000メートルで21位に沈んだ。「自分を見失ってしまって、アジア大会自体ももう目指すのはやめようかとか、今季自体もう何も走らない方がいいんじゃないかと思った」とどん底を味わったが「自分自身にも喝を入れたり、甘えを出さないため」との理由から2種目の出場を決めた。
2種目を走ったことで「自分は走るために生まれてきたぐらいに思っていたけど、自分は何で生まれてきたのかとなって、のべおかの時に自分を見失ってたけど、純粋に走る中でどういうことがしたいかとか、そもそもやっぱり生きていることや走ることが普通に自分の中で受け入れられていたので、そこが今日は良かった部分かなと思う」と一定の手応えをつかんだ。
今後の試合に向けて明るい兆しが見えてきたようだ。












