新日本プロレス8日大阪大会で、ヤングライオンの安田優虎(26)が高橋ヒロム(36)との初シングルマッチに敗れた。

 ジュニアヘビー級の顔として活躍していたヒロムは11日大阪大会を最後に退団する。これを受け、ヒロムに憧れて新日本に入門した安田はシングルマッチを要求。ヒロムも受諾したため、この日の大会の第1試合で急きょ実現することとなった。

 ダブルヘッダー出撃してまで思いを受け止めてくれたヒロムに対し、安田は臆することなく打撃を連発していく。しかし強烈な逆水平チョップに何度も倒され、すぐさま主導権を奪われた。

高橋ヒロムは安田優虎に惜別のボストンクラブ
高橋ヒロムは安田優虎に惜別のボストンクラブ

 執ような押さえ込みでスタミナを削られ、「気持ち出してこいよ!」とゲキを飛ばされながら猛攻にさらされる。ボディスラムからのハーフボストンをロープに逃れても、チョップを連発されてダウン。「新日ジュニアはそんな簡単なもんじゃねえんだよ、打ってこい」と呼びかけられ、必死の形相で張り手を見舞っていった。

 さらにその場飛びのドロップキックを決めた安田だったが、ボディスラムを浴びるとそのままボストンクラブに捕獲されあえなくギブアップ。試合後はヒロムから「安田、俺に憧れてくれて本当にありがとう。でも申し訳ないけどさ、まだまだだよ。悔しいだろ、ムカつくだろ? その気持ちだ、その顔だ。全部の試合で今の感情を出すんだよ、分かったか!」と激励された。

 ヒロムはこの試合で若手時代の入場曲「catch your dream」を使用していた。「ということで安田君、罰ゲーム。高橋ヒロムという名前を皆が忘れないように、言い続けること。分かったか? そしてもう一つ、俺がヤングライオンの時に使ってたこの入場テーマ、あげるよ」と、あくまで〝罰ゲーム〟という体でヒロムからの〝継承〟がされた。

 バックステージで安田は「ヒロムさんの退団の話を聞いたとき、自分は迷わず新日本プロレスを退団することを覚悟してました。だけど、いま自分に必要なのは新日本プロレスで経験を積んで、一流になって、いつかヒロムさんを超えることです。自分の夢は憧れを超えることなので、いつかまたやりましょう」と誓いを新たに。そこに再びヒロムが現れ「誰よりも元気よくいけよ! 高橋ヒロムよりも! 元気よくだー!」とアドバイスを授けていた。