女子プロレス「スターダム」のワンダー王座戦(7日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)は王者・小波(29)が、壮麗亜美(28)を下し、3度目の防衛に成功した。

 壮麗とは2022年4月からゴッズアイ(GE)で行動を共にした。だが、壮麗が左ヒザ前十字靱帯の負傷と半月板の手術のため欠場中の24年7月に小波が造反。現在のH.A.T.E(ヘイト)に移籍した因縁がある。

 この日は壮麗の勢いとパワーに押される姿も見せた王者だが、圧倒的なテクニックで流れを譲らない。さらに強烈な蹴り技でけん制。それでもくらいついてくる壮麗にブルーサンダーボムからの雷の如くを決められてピンチに陥ったが、セコンドのアシストを得て難を逃れた。

壮麗亜美(右)の顔に黒スプレーを噴射する小波
壮麗亜美(右)の顔に黒スプレーを噴射する小波

 さらにレフェリーの視界を奪った隙に黒スプレー攻撃を見舞った小波は、バズソーキックで追い込んでいく。最後は胴締めスリーパーで締め上げ、ギブアップ勝ちを奪った。

 試合後、マイクを持った小波は「ワンダーのベルト、3度目の防衛に成功したぞ! おい壮麗、お前は『私の凶器もすべて受け切った上で勝つ』とか散々私にきれいごとを言ってたようだが、負けた気分はどうだ?」と問い掛けると壮麗から「悔しいよ! でも、小波もこうやってたくさん悔しい思いしてそこに上り詰めたんだろ? 私も必ずそこに上り詰めてみせるから」とにらみつけられた。

 これに小波は「うるせえよ!」と蹴りつけると、顔面に再び黒スプレーを噴射。壮麗のポートレートを押し付け〝顔拓〟を取り、高笑いした。「お前は負けてもきれいごとを言い続けるうよだな。もうお前は私のコレクションになった。用なしだ。とっとと帰れ」と吐き捨てリングから突き落とした。

試合後、小波(左)に挑戦表明した妃南
試合後、小波(左)に挑戦表明した妃南

 すると突然リングに現れたGEの妃南から「おい小波、こんなやり方で勝ってうれしいか?なんて当たり前のことを言われるのはもう聞きあきましたよね? 私が今、ここに立っているのは、この白いベルトが本気でほしいからです。ここで動かなきゃ何も変わらない。私のそのベルトに対する気持ちは本気。挑戦させてください」と挑戦を表明された。

 小波は「負け犬のGE集団にいる妃南か? いいよ、このベルトがほしけりゃやってやるよ。でも私は新しくこのコレクションを始めたんだ。お前も私のコレクションの一部になるだけだ」と吐き捨て、挑戦を受諾。妃南の顔面をベルトで殴打し追い払った。

 最後にマイクを持った小波は「今日ここで勝ったのはこの私だ。スターダム・ジ・エンド」と絶叫し、リングを後にした。