今オフのドジャースの目玉補強の1人である抑え右腕エドウィン・ディアス投手(29=前メッツ)がプエルトリコ代表として参戦することが2日(日本時間3日)、発表された。

 1次ラウンドを自国で戦うプエルトリコは主将リンドア(メッツ)、コレア(アストロズ)ら主力の多くに保険が適用されず辞退が続出。同国野球連盟がWBCボイコットを示唆するなど騒動となっていた。

 ディアスはWBCがその保険問題で注目を集める契機となった選手。2023年のドミニカ共和国戦で勝利し準々決勝進出を決めたが、マウンドでの歓喜の円陣でディアスは右膝蓋(しつがい)腱を断裂した。

 メッツに加入したばかりだったディアスは23年シーズンを全休となり、改めてWBC出場のリスクを世界に周知させた。米メディア「アスレチック」は「ディアスの2023年の負傷は、今回のWBCに向けて選手が保険に加入することがより困難になっている理由の少なくとも一部」と指摘した。

 地元「カリフォルニアポスト」紙も「当時、メッツと1億200万ドル(約158億4000万円)の契約を結んでわずか数か月だったディアスは、このケガにより23年のMLBシーズンを全休せざるを得なくなった。しかし、彼の契約は保険が役割を果たし、メッツはディアスが欠場した期間の年俸分を受け取った」と振り返った。

 保険会社からすれば適用には過去の負傷歴も含め慎重にならざると得ないという。

 ドジャースはディアスと3年総額6900万ドル(約107億1600万円)で契約したばかり。同紙は「ただし、ディアスのWBC出場は保険関連の問題で選手が相次いで棄権したことを受けて、同国が大会から撤退するという脅しを実行に移さないことが前提となる」と皮肉った。