主力選手の退団が相次ぐメッツにまた激震が走った。2022年の首位打者で生え抜きのジェフ・マクニール内野手(33)をアスレチックスに放出し、17歳のヨルダン・ロドリゲス投手をトレードで獲得したのだ。

 マクニールは2023年1月に4年契約を結んでおり、来季年俸は1575万ドル(約24億7000万円)。うち575万ドル(約9億円)はメッツが負担し、2027年に球団オプションを行使しない場合に発生する200万ドル(約3億1000万円)のバイアウトもメッツが負担するという。

 ブランドン・ニモに始まってエドウィン・ディアス、ピート・アロンソ、そしてマクニールと衝撃が続くが、今回も背景にあるのはチームリーダー、フランシスコ・リンドア内野手(32)との確執と見られている。マクニールとリンドアは守備をめぐって何度も衝突しており、米メディア「クロッシングボード」は「リンドアがチーム内で摩擦を起こしている。彼がこの騒動の火種だ」と伝えている。

 かねてクラブハウスでのリンドアをめぐる周囲との溝が指摘され、生え抜きのニモはリンドアのキャプテン就任に反対していたことが放出の引き金とされた。主砲のソトもリンドアとの不仲説が取りざたされ、中には「トランプ不支持のリンドアと多勢の支持派との対立」との見方もあるほどだ。

リンドア(中央)に対しアロンソ(左)はビミョーな表情(ロイター)
リンドア(中央)に対しアロンソ(左)はビミョーな表情(ロイター)

 球団としてはリンドアを中心とする〝新星メッツ〟を再構築しているのは明らかで、ニモに続いてマクニールも〝障害〟となる存在だったということか。あとはソトとの緊張関係の緩和がチームを大きく左右するとみられ、米メディア「エッセンシャリースポーツ」は「2人の足並みが揃わなければオーナーのコーエン氏の忍耐力さえも尽きてしまうかもしれない。ファンは2人の視線や仕草を注視し、経営陣が緊張を直ちに生産的なチームワークへと転換することを願う。公然の恥辱となる前に、この事態を静かに解決できるかにメッツの未来はかかっている」とみている。