主力選手の流出が相次ぐメッツでオーナーのスティーブ・コーエン氏への批判が噴出している。チーム大改革に着手しているとはいえ、ブランドン・ニモ、エドウィン・ディアス、ピート・アロンソとチームの中核を担ってきた大物がこぞって離脱。チームリーダーのリンドアをめぐるクラブハウスでの確執も取り上げられるなど、混乱が続いている。フロントトップの事業部長デビット・スターンズ氏が矢面に立たされているが、ファンの怒りはコーエン氏にも向けられる。
地元NYのラジオ局「WFAN」のベテランパーソナリティーの〝ジョー・B〟ことジョー・ベニグノ氏は失態続きに「いったい何をしているんだ。チームが解体したじゃないか。優勝を狙うには投手陣の立て直しが不可欠だった。スターンズには同情もするが、オーナーにはもっと腹が立つ。本当にウンザリだ。彼は我々に〝偽物〟を売りつけたんだ。これが何より我々を苦しめている。〝スティービーおじさん〟という人。二度とこんな風にならないって延々と言い続けてきたことが、今、そんな風になっている。パイレーツと同じ状況だ」とまくしたてた。
コーエン氏はプレーオフ進出を逃したシーズン後に「結果は受け入れられない」と状況の改善を約束し「オフシーズンはまだ十分に残されている」と悠長に話していたが、フタを開けると防御率1・63のディアスに代わって防御率4・79のデビン・ウィリアムスをヤンキースから獲得し、38本塁打のアロンソに代わって26本塁打のホルヘ・ポランコがマリナーズから加入。米メディア「エッセンシャリースポーツ」も「ジョー・Bが商品に見合わないものを売りつけられたと感じても無理はない。これはまさに長年批判されてきた大口のスター選手獲得を控え、資金を浪費してきたピッツバーグの動きだ」と伝えている。まだまだFA市場は終わらない。スターンズ氏の巻き返しはあるのか…。












